Подвиг

日々の思考

姫は死ぬのではなく100年の眠りにつくだけです。100年後王子様のキスによって再び目覚めるのです。


小さい頃、毎年年末になるとマリンスキーバレエの来日公演に連れて行ってもらってた。お姉ちゃんとお母さんと3人で。新国立だったっけ。


「眠りの森の美女」って血友病の話だよね、と言ったら夢がないと怒られました。きっと、実際に若くして亡くなった王女がいて、その悲しみからできたお話なんだと思うんだ。


オーロラ姫が生まれると、妖精たちが宮殿にやってきて、ひとりひとつずつ姫にギフトを贈る。「優しさ」とか「勇気」とかそんなもの。

ところが悪い妖精のカラボスが、自分がそのお祝いに招待されなかったことに腹を立てて、オーロラに、20歳の誕生日に針を手に刺して死ぬ、という呪いをかける。

ここで都合よくリラの精登場、「そういえばさっき贈り物するの忘れてたわ。ではこうしましょう。姫は死ぬのではなく100年の眠りにつき、100年後王子様のキスによって再び目覚めるのです。」という。


美味しいところを全て持っていくリラの精。てかなんで贈り物するの忘れてるのよ。っていうのが正直な感想。

ただ、時限爆弾的な贈り物って実は一番欲しいものなのかもしれない。


わたしの話をすると、まさにわたしは現代版オーロラ姫って感じだった。望まれて生まれてきて、愛されて、愛されて、物質的にも精神的にも恵まれた。容姿は置いておいて、たくさんいいものをもらったと思ってる。

でも、それでも、どんなに恵まれていてもうまく生きられなくなる時が必ず来る。その時に必要なのが、呪いを弱めて王子様を連れてきてくれるリラの精であり、ホールデン君の言うところの"the CATCHER in the rye"なのだろう。

呪いから姫を守り、崖から落ちかけた子供たちを拾い上げる存在。

わたしはそんな人達にも恵まれた。わたしにとってのリラの精は誰だったんだろう、そして現在進行形で誰なんだろう、と思うとたくさんの人が浮かんでくる。だからこうして生きていられる。誰も王子様は連れてきてはくれなかったけど。


今度はわたしがリラの精になる番だ。